FTSL編集部のオクです。
本日はずっと気になっていたフェアトレードの宿をご紹介！メンバーのホソヤとたかみーと共に、訪問インタビューしてきました。
しばらく旅行や観光は控えていたけどそろそろ…という方も必見です！

■フェアトレードショップ店主でもあるオーナーさん

フェアトレードの宿「六根ゲストハウス」は、京都市中京区の二条城の近くで岡本さんご夫妻が2020年にオープンした町家の小さなお宿です。素敵なカフェも併設されています。

オーナーの岡本佳代子さんは、同じく京都市で菊屋雑貨店というフェアトレードやエシカル商品、自然栽培のお野菜などを扱うおしゃれな雑貨店を16年運営されてきた方。
今は雑貨店と宿を行ったり来たりして運営されています。

■きっかけは、ある石鹸との出会いから

宿を始めようと思ったきっかけは、フェアトレード製品であるシャプラニールの石鹸 “she”との出会いから。
本当にいい製品だと感じ、どうやったら売って応援できるだろうと思案し、お店で販売するのとはまた違った方法で、宿ならその良さを間違いなく分かってもらえると考えられたそうです。
ちょうど雑貨店の運営を10年続け、次のステップを探していた頃とも重なったとのこと。

■最終的な決め手は、ある町家との出会い

宿をいつかやりたいとは思いながら、自分でなくても誰かやってくれたら、と思っていたこともあったそう。
そんなとき、岡本さんのお知り合いが「誰かに貸したい」といって見せてくれた宿が心の底から気に入り、今の六根ゲストハウスになったそうです。
町家がかわいくて大好きだという岡本さん。京都の街を歩いていて、「町家が取り壊されている場を見ると悲しくなっちゃう」のだそう。そうした町家を救いたいという願いも後押ししました。

■人と地球に優しい こだわりとおもてなし

元々ものづくりを趣味や仕事にされてきた岡本さんご夫婦が作り上げる宿には、こだわりやサステナブルなおもてなしの工夫がぎゅっと詰まっています。

　・100年を超える土の塗り壁
　・サステナブルな木材を使った床
　・布団カバーやシーツ、枕カバー、パジャマはPeople Treeのフェアトレード＆オーガニックコットン製品
　・アメニティはShaplaneerの石鹸 Sheなど
　・宿に置いてあるコーヒーやカトラリーは、シサムコウボウのもの
　・環境にやさしいペレットストーブ設置
　・京都近郊で採れた無農薬の野菜やお米を使った朝ごはん
　・京都の北山杉と檜を贅沢に使い、自然素材の藍染や焼杉などで色付けした家具・内装

などなど。細かなところまで数え切れないほど。

元大工のご主人、誠樹さんが工房で手掛けた玄関の扉やスツールは、古材や間伐材、端材を利用。伝統的な木組みや天然染料を使用して、趣きと経年変化を楽しむ仕掛けが溢れています。宿のごはんや、お茶菓子もご夫婦のお手製。お客様の好みに合わせる点も、喜ばれているそうです。（誠樹さんがこだわって作るマスコバド糖カステラがあるのだとか…とても気になります！）

■ あたたかな交流が生まれる場所

宿に訪れるのは女性の一人旅が多いそう。
若い女の子が一人旅で「サステナブルな旅がしたい」と来られることも。他に、カップルや最近は外国からの観光客の方もいらっしゃるそう。

「宿のお仕事は、人が無防備になる場を扱うとても特別な仕事」という岡本さん。

お客様とのお喋りにも心癒され、いろんな学びがあるそうです。
岡本さんの心地よく温かいおもてなしのファンの方も、これからどんどん増えそうですね。
現在は町家全体を一組貸し切りとされています。ぜひ、京都に訪れる際は泊まってみて下さい！

今回の訪問記
担当は私、FTSL編集部 オクでした！

また冒頭にも申し上げましたが、FTSLではこの度
来る2023年1月18日（水）17:00～よりここ「六根ゲストハウス」様にて
第13回フェアトレード交流会を開催致します！
詳細は下記をご覧ください～♬

詳しくはこちら！

information

《 六根Guest house 》
場所: 〒604-0034 京都市中京区釜座通御池上がる下松屋町720-5
　　　京都市営地下鉄 烏丸御池駅2番出口より徒歩6分
料金: 1泊23000円/2人宿泊の場合
　　　朝食付き/チェックイン15時〜20時/チェックアウト10時
お部屋: 上の階と下の階それぞれ1部屋、合計2部屋。1部屋あたり1~3人の宿泊

HP: https://rokkonguesthouse.com/
note: https://note.com/rokkonguesthouse/